2016年6月29日水曜日

IET Electronics Lettersの"Highlights from the Issue"に選定!


今月に掲載された欧州の学術論文誌であるIET Electronics Lettersにおいて、"Highlights from the Issue"に選定されました。
快挙です!

下記のサイトのトップページに、本研究室で作成した回路基板の写真と共に掲載されています。

http://digital-library.theiet.org/content/journals/el

この写真が目印です。



(デバイスチームが頑張って作ってくれた、ダブルパルス回路です。)

今回採択された論文は下記となります。

Hirokatsu Umegami, Hiroki Ishibashi, Kimihiro Nanamori, Fumiya Hattori and Masayoshi Yamamoto, "Basic Analysis of False Turn-on Phenomenon of Power Semiconductor Devices with Parasitic Inductances," IET Electronics Letters, Volume 52, Issue 13, p. 1158 –1160 (2016)

これは、従来のシリコンベースのパワー半導体に対して低い閾値電圧であるSiCやGaNパワー半導体を、アルミワイヤにおけるインダクタンスや配線抵抗のマネジメントによって、インバータの様なトーテムポール形の回路構造においても、誤オンせずに安定して動作可能であることを示した基本論文です。
パワー半導体においては、デバイス分野の研究者の方々が、頑張って閾値を高くしようと研究開発を頑張っておられますが、アプリケーション側で対策が可能ですよ、ということを示唆しています。

御興味がある方は、論文送付します。
ご遠慮なく、ご依頼下さいませ。

#内容は英語となります、すみません。(笑)


【講演・出版物のご紹介】
    ■出版物

  1. 「パワーエレクトロニクス回路における小型・高効率設計法 ~昇圧チョッパから結合インダクタの設計まで~ (設計技術シリーズ)」、科学情報出版
    アマゾンサイトはこちら
    紹介ページ<http://masayamamoto.blogspot.jp/2014/11/blog-post_12.html

    ※好評で売れているみたいですので(電気工学部門でランキングが4位でした!感謝です!)、アマゾンの在庫が無くなった場合、このサイトからも購入可能です<http://www.it-book.co.jp/books/017.html
    ※何度かアマゾンでは売り切れていたそうで、申し訳ございません。

    ■講演予定

  1. 7月27日:「燃料電池車における電気系システムから読み取るトヨタとホンダの戦略」、TH企画セミナーセンター様主催
    ※ホンダとトヨタの燃料電池車の電気システムを紹介し、トヨタ・ホンダの設計思想と次世代自動車に要求される電気系システムを掲示していきます。
    紹介ページ<http://masayamamoto.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html

  2. 7月29日:「車載用48V電源システムの原理と技術動向および市場展開」、S&T出版様主催
    ※48V電源システムにおける、アクティブスタビライザの機構についても詳細に解説していきます。また、プラグイン・ハイブリッド車が注目される意味についても紹介します。
    紹介ページ<http://masayamamoto.blogspot.jp/2016/06/48v.html


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