2013年2月24日日曜日

卒業論文発表会


2月19日は、島根大学の卒論発表会でした。
パワエレ研究室からは4名の発表でした。

皆、質疑応答を含めて素晴らしい発表内容でした。



左から、木村、吉田、西垣、七森です。

木村は、パワエレ回路における鉄損評価を解析的に、そして熱測定による実測的にそれぞれ評価し、産業界では非常に困難と言われるインダクタやトランスの損失評価をかなり良いところまで持って来ました。
今後が楽しみな研究であり、人材でもあります。

吉田は、GaN-FETのドライブ回路について徹底的に回路提案、損失の理論式導出、実機検証と王道的な解析を行ってきました。
今後はシステムを含めた評価を、と思っていましたが、GaNにえらく愛着が湧いてしまったそうです。
今後もGaNドライブを発展させ、この分野のスペシャリストになるかも知れません。

西垣は、新材料半導体デバイスのブリッジ方式の回路における誤点呼の解析を行いました。
ゲートしきい値の低いSiCやGaNといったデバイスの応用を、安定化させるために非常に重要な研究です。
知財関係もあるので、あんまり詳しく言えません。(笑)
別件では、観光用EVの実用化にかなり貢献してくれました。

七森は、プリウス方式の昇圧コンバータとインバータの間のキャパシタ容量をいかに小さくするか、という研究です。
現状の製品では1/3の容積をキャパシタが占めていますので、この研究の貢献度は非常に大きいです。
七森は卒論案件だけでなく、先輩方の色々な実験の雑用をイヤな顔せずこなしていました。
お陰で総合力が付いています。今後、花開くと思いますよ。


ということで、1年間、頑張って色々な成果に結びつけることができました。
彼らの成果の一部は、知財化も行っています。
既に学術論文にも掲載決定にもなっています。
新聞報道された活動もあります。

来年は、さらに大きな活動に発展させていきます。

何だか、ワクワクしますね!(笑)



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