2011年6月21日火曜日
原発は是か非か?
大学院での担当講義である「電力変換工学」という講義では、毎年、違う内容に取り組んでいます。
今年のテーマは「原発は是か非か?」
受講する院生が各グループに分かれて、
原子力発電について、とか、原子エネルギーについて、とか、放射能とは?とか、放射線が生命に与える影響、とか、石油エネルギーと世界情勢、とか、そんな話題についてテーマを用意して、それぞれ選んだテーマのプレゼンを行い、質疑応答に対応します。
今日は新エネルギーの利点と欠点について。
そして、講義の最終日には、今年のテーマについて、これまでのプレゼン内容による知識をベースに、全員が原発の是非についてディベートを行います。
また、もう一つのテーマとして、
「日本企業の工場の海外流出を止めるために島根県ができること」
についても同時に議論予定です。
今回の原発停止により、より安定して安い人件費で生産可能なアジアへの工場流出が懸念されています。
(国策として日本の工場を迎えようとしている国が既に出てきています)
これを、西側の島根県で止められないか?という議論です。
工場誘致を島根県で食い止めて、その代わり、安定して安い電力供給を、原発に頼らず、どうやって実現するか?という難問を、若い皆さんのアイデアで模索してみます。
・・・で、良いアイデアが出たら、そのまま補助金の申請書にアイデアを盛り込ませてもらいます。(笑)
何はともあれ、今の日本のために地域ができることを、若い学生さんと一緒に考えて、少しでも前に向かえるように流れを作ろうと思っています。
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