2012年6月2日土曜日

電気自動車の音



現在、一般雑誌への解説記事を書いているのですが、その記事と連動させるためにネット上に電気自動車の動画をアップロードしました。

今回の動画のポイントは、電気自動車が動いているときの「キーン・・・」という音です。

これはパワー半導体スイッチが非常に早い周波数でオンオフしている音です。
この電気自動車の場合は、15kHz。
これは、スイッチのオンオフが1秒間で1万5千回(!)ということ意味しています。



プリウスなんかでも、ノロノロと駐車場で動いているときは、ここまで大きくないですが、キーン音がします
耳をすませて聞いてみて下さい。


今後は、一般向けの記事等はインターネットと連動することで、一般の皆さんにとって、より分かりやすい内容にできるよう模索して参ります。

今回の動画は、梅上(M2)と金澤(M1)に頑張って撮影してもらいました。
どうもありがとう!


※追記
上記の金澤から指摘です。
パワー半導体スイッチの音、と書いていますが、正確にはモータの磁性体の磁励音と呼ばれるものです。
誤解を招く記載ですみません。
スイッチが起因していますが、直接の音源は、モータの磁性体に高周波電流が流れ、その電流の増減により磁性体がわずかに膨張、収縮を繰り返します。
それが、振動して私達の耳まで届いているのが本当の原因です。

金澤君、ご指摘どうもありがとう!


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