2011年9月23日金曜日

フェニックス7日目



戸田の口頭発表の日。

結論から言うと、素晴らしい発表でした。

全て覚えて、聴衆の顔を見ながら、にこやかに笑いかけて、しっかりとプレゼンしていました。



こんな円卓が並んだ珍しい会場でしたが、雰囲気に飲まれることもなく、自分のペースで乗り切りました。
パワーポイントのスライドに文章を極力入れない難しいプレゼン手法に挑戦させたのですが、頑張って120%の力を発揮しました。


このプレゼンには秘密兵器も用意していました。

修士2年の石倉です。

英語の苦手な戸田にはプレゼンに集中させて、質疑応答には戸田が答えられなかった場合、石倉が代わりに答える体制をとっていたのです。
2つの質問に対して、もちろん戸田も答えていましたが、石倉も両方の質問に英語で回答していました。


終わってホッとする戸田(右)と石倉(左)。



皆で成功させたプレゼンでした。

お疲れ様。



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月22日木曜日

フェニックス6日目



明日の初めての口頭発表に対して、会場ロビーで正座してプレゼン練習する修士2年の戸田。



今日はBanquetという学会が参加者に対して開催する晩餐会があるのですが、戸田は練習に集中するため、キャンセル。
他の2名と一緒に、会場へ向かいます。

Banquet会場は、こんな感じ。



かなり広い会場で、周りの席ももの凄い数が。

初の海外で、さらに世界最高峰の学会の晩餐会に連行され、固まる島根大学の学生2名。



会場では、アメリカらしいだだっ広いホールの中で、

一皿に魚とチキンと大きなステーキが載った、アメリカンな料理を食べながら、



陽気なカウボーイ達が踊るアメリカンなステージを見て、アメリカを満喫しました。



・・・一人で安ホテルの部屋で練習している戸田に、少し罪悪感を覚えながら。(笑)


戸田、明日は終わったら美味しいものを一緒に食べようね。



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月21日水曜日

フェニックス5日目



今日はポスターセッションの日。

修士1年の今岡がポスターセッションに立ちます。

会場の様子はこんな感じ。



企業の展示会と一緒に開催するような感じです。

さて、ポスターセッション開始。



開始直後。



10分後。



大盛況。



最後は人が余りに多いので、修士2年の石倉と今岡で両サイドから質問対応。
興味を持って来て頂いた方、ありがとうございます。

今岡は同じ研究をしているアイルランドの学生と友達になって、メールで研究交流する約束をしていました。

良い成果を得られて、今岡も満足そうで安心しました。


修士2年の戸田の口頭発表は、明後日です。

明日は、一緒に練習に明け暮れる予定です。




パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月20日火曜日

フェニックス4日目



今日は、この学会で知り合った首都大学東京の学生さんが、口頭発表。



素晴らしい。

質問にもしっかり答えていました。
初めての海外で、初めての国際会議で、それが世界最高峰にも関わらず、よくプレゼンしていました。

お疲れ様です。


パワーエレクトロニクスの潮流として、これまでは色々な回路方式や制御方式の提案に注目が集まっていましたが、ここ数年、シンプルな回路方式において、いかに高性能を引き出すか、という部分に注目が集まってきている気がします。

すなわち、回路全体ではなく、今はそれぞれの回路構成要素についての議論に注目が集まっています。

GaNやSiCに代表される高性能デバイス、インダクタのコア形状、トランスの磁気特性等。

今日の写真のセッションは、「Magnetic Component Design and Application(磁気要素設計と応用)」でしたが、大入りでした。


今後は、これらの各回路素子を見直した後、最終的に再びそれらを最適利用可能な回路方式や制御方式の見直しの流れになってくるだろうと考えられます。

また、世界が求める風力発電や太陽光発電のセッションも多く設けられていましたが、これらの応用分野の要求に見合った回路方式を、各要素から見直す流れは、確実にやってくるでしょう。


私たち研究者は、未来を見据えて、潮流を作り出し、それらを社会に還元させていかなければなりません。

学会はその大きな責任を担っています。


交流だけに留まらず、私たちには何ができるのか、を常に問いかけながら、後半の学会に参加していこうと思います。




パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月19日月曜日

フェニックス3日目



今日は本来の目的の学会の様子を紹介。

学会では、発表したりするイメージが強いですが、実際には議論や交流を活発にすることが本来の目的です。
そのために、学会は色々な交流の場を設けています。

今日は学会の初日なので、「Opening Reception」という、さあ、学会が始まりますよ、楽しみましょう!っていう趣旨の、軽いパーティーが催されました。

会場の一つである、ハイアットリージェンシーホテルの2階ホールで、参加者がたくさん集まって、思い思いに交流。



学会参加者にはこのパーティー用のドリンク券を配られていて、何らかの飲み物を片手に、ワイワイと話をしています。

全体の会場はこんな感じ。



世界最高峰の学会だけあり、学術論文でしか見たことの無いお偉い先生方の顔も見えます。

その中で、初の海外にもかかわらず、こんな立食パーティー会場に連れてこられて、ビビるパワエレ研三人衆。



でも、昨日の首都大学東京の学生さんと再び出会って、少し安心した様子。



明日は、この首都大学東京の学生さんの海外初プレゼンだそうです。

頑張って下さいね。




パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月18日日曜日

フェニックス2日目



フェニックス2日目。

時差ボケの私は午前3時に目が覚めてしまい、でもそのおかげで地平線の向こうから昇ってくる朝日を拝光。



スケールが違うなぁ。


さて、フェニックスのダウンタウンでゆっくりとコーヒーを飲んでいたら、ガラスの向こうに見慣れた三人組が。
偶然にも、1週間前から先発していたパワエレ研の三名と、無事に落ち合うことができました。



どうやらヒッチハイクなども挑戦した様で、危ないながらも経験値を積んでいる様子。


夕食では何も無いアリゾナセンター(笑)で偶然に出会った首都大学東京の清水先生と一緒に食事会。

お陰さまで、清水先生の学生さんと島根大学の学生と、楽しく交流させてもらいました。
こういうことこそ、学会の醍醐味ですね。



カリフォルニアワインを片手にご満悦の、左から今岡(M1)、石倉(M2)、戸田(M2)、首都大学東京の学生さん。
お二人とも、お付き合い頂き、ありがとうございます。


清水先生からは、「ヒッチハイクなんてさせちゃダメ。危ないから怒らなきゃ!」と言われましたが、私も学生の頃は、米国の国際会議に浮浪者と並んで野宿しながら参加していたりしたので、とても偉そうに言えないのです・・・。(笑)


こうして、ゆっくりと2日目の夜は過ぎていきます。




パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月17日土曜日

フェニックス(アリゾナ州)到着



フェニックスへ無事、到着。

フェニックスへは3回目なのですが、何度来ても味気ない街です。
(関係者の方、すみません。個人的な感想です。)

写真の上に円盤が付いている様な建物が、今日のお宿。



いつも行く近くのショッピングモール(アリゾナセンター)を散策。



そのモールに併設されている植物園も散策。



あ、味気ない・・・。


感性の違いでしょうが、どうもこの国の街作りと食事だけは、私には合いません。
住んでいる人達は明るく親切なので、好きなのですが。


が、ホテルの窓から見えた、見たことも無い様な赤い荒野が街の遠くに見えたとき、そのスケールの大きさに感動を覚えました。



この景色を見て、明日からの学会が楽しみになってきました。



パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月16日金曜日

IEEE-ECCEへ行ってきます



米国のフェニックス(アリゾナ州)で開催されるIEEE-ECCE (IEEE Energy Conversion Congress & Exposition)へ行って参ります。

25日まで不在です。

学生のプレゼンが2件あるのですが、両名とも、海外が初めてということもあり、1週間前から向こうに飛ばせて、
「向こうで彼女を作るくらいの勢いで、英語を習得しておけ!」
と指令を出していたら、どうやら本当に向こうで彼女ができたらしい。(笑)

その事実確認も兼ねて、行って参ります。(笑)


パソコンが繋がったら、随時、米国の様子を更新して参ります。




パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月12日月曜日

技術シーズ事業化支援事業採択!



しまね産業振興財団が実施する平成23年度技術シーズ事業化支援事業に採択されました。

題目は「低ノイズ電力変換器を適用した高品質コンバート電気自動車キットの開発」です。

地域の活性化を、本当に担う形となりました。
身が引き締まります。

期待に応えられるように、頑張って参ります。



(今年の正月に目標設定した年間研究費1000万円を大きく上回り、2倍以上となりました。大きなコトを言って後悔したりもしましたが、これで安心しました。(笑))




パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月9日金曜日

電気学会産業応用部門大会



9月6日〜8日の期間に琉球大学で開催された平成23年電気学会産業応用部門大会へ参加してきました。



知らなかったのですが、琉球大学は国立大学の中でも敷地面積が大きい方だそうです。

下記、意外な国立大学敷地面積ランキング。

1位 筑波大学(約260万平方メートル 筑波キャンパス)
2位 広島大学(約250万平方メートル 東広島キャンパス)
3位 北海道大学(約178万平方メートル 札幌市内)
4位 琉球大学(約126万平方メートル 上原+千原キャンパス)
5位 東京大学(約110万平方メートル 本郷+駒場+柏キャンパス)


そして、実際に行ってみると、キャンパスの真ん中にはジャングル!



他にも沖縄らしい休憩所もあったり。



空が青いなぁ。


さて、会場では電気学会の中でも最も活発な活動が行われていると言われる産業応用部門の大会だけあって、大入りです。

この場面はポスターセッション会場。



口頭発表の会場も、ほぼ満席状態でした。

活発に議論を頂いた皆様、ありがとうございます。

パワエレ研の学生は、それぞれ、今後に活かすために、質問で聞かれた内容をしっかりメモをとっていました。
そういう指導をしたこともないのに。(笑)
皆、偉いなぁ。

終わった後は、企業の方と飲み会。
下はその会でご機嫌な、修士1年の今岡。



彼はこの次の日には、関空まで移動して、そのまま国際会議に参加するためにアメリカに飛びました。

同じく修士1年の河野は、沖縄からインターン先の埼玉へ。

その他は、来週初めの共同研究成果報告のため、土日を潰して実験に戻っているはずです。


皆、それぞれの夏、を過ごしています。




パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓
  

2011年9月3日土曜日

電気学会B部門大会参加



8月30日〜9月1日まで開催された平成23年電気学会平成電力・エネルギー部門大会へ参加してきました。

開催場所は福井大学。



福井の町は松江と雰囲気が似ていて、大学も街中にあってアットホームな感じを受けます。

が、実は福井大学は原子力工学における名門であり、今回の開催場所に選ばれたのもそういった経緯があるのかも知れません。

学内では、学会開催に合わせて電気自動車の展示や、電気バスの運行も行われており、主催者側の素晴らしい意気込みが伝わってきます。



3月の震災で、いきなり風評の矢面に立たされた感のある電気学会平成電力・エネルギー部門。
(電力会社さんと関係が深い部門です)

そういうこともあり、実は、学会には閉塞感が感じられるのではないかと不安に思っていました。


しかし、学生が主体のポスターセッション会場を見てみると・・・




この熱気!



新しい世代の力がみなぎっていました。

日本はまだまだこれから、と感じた学会参加となりました。


来週は、平成23年電気学会産業応用部門大会が琉球大学で開催され、参加してきます。

パワエレ研の発表もあるので、便のある方は是非ともご参加下さい。




パワエレ研に是非、応援のクリックを!
        ↓