2011年9月20日火曜日

フェニックス4日目



今日は、この学会で知り合った首都大学東京の学生さんが、口頭発表。



素晴らしい。

質問にもしっかり答えていました。
初めての海外で、初めての国際会議で、それが世界最高峰にも関わらず、よくプレゼンしていました。

お疲れ様です。


パワーエレクトロニクスの潮流として、これまでは色々な回路方式や制御方式の提案に注目が集まっていましたが、ここ数年、シンプルな回路方式において、いかに高性能を引き出すか、という部分に注目が集まってきている気がします。

すなわち、回路全体ではなく、今はそれぞれの回路構成要素についての議論に注目が集まっています。

GaNやSiCに代表される高性能デバイス、インダクタのコア形状、トランスの磁気特性等。

今日の写真のセッションは、「Magnetic Component Design and Application(磁気要素設計と応用)」でしたが、大入りでした。


今後は、これらの各回路素子を見直した後、最終的に再びそれらを最適利用可能な回路方式や制御方式の見直しの流れになってくるだろうと考えられます。

また、世界が求める風力発電や太陽光発電のセッションも多く設けられていましたが、これらの応用分野の要求に見合った回路方式を、各要素から見直す流れは、確実にやってくるでしょう。


私たち研究者は、未来を見据えて、潮流を作り出し、それらを社会に還元させていかなければなりません。

学会はその大きな責任を担っています。


交流だけに留まらず、私たちには何ができるのか、を常に問いかけながら、後半の学会に参加していこうと思います。




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