2014年3月30日日曜日

テクノフロンティア2014技術シンポジウムで講演予定!


ちょっと先の話になりますが、7月24日と25日の二日間、日本能率協会様が開催されるテクノフロンティア技術シンポジウムで講演致します。

下記にプログラムがアップされています。
(PDFファイルが開きます)

http://www.jma.or.jp/tf/sym/tfs-pdf.pdf

講演内容としては、下記を予定しています。

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■7月24日発表分
・発表テーマ: 自動車用直流48V/12VマルチフェーズDC-DCコンバータの最適設計
① 自動車用48V系電源の概要と現状の開発状況
② 48V/12VマルチフェーズDC-DCコンバータの最適相数
③ 48V/12VマルチフェーズDC-DCコンバータのSiC・GaN適用による小型軽量化
・発表の概要: 
 15%の燃費改善性能を有する48V系電源を搭載した自動車は2016年後半には市販化予定となっており、今後の自動車技術潮流に大きなインパクトを与えることは確実である。この48V系電源を持つ自動車において技術の要となるのは、48V系電源ラインと12V系電源ラインの橋渡しを担うDC-DCコンバータである。このDC-DCコンバータは並列化(マルチフェーズ化)させることが予想されているが、この最適相数は未だ決まっていない。本発表では、小型軽量化、制御安定性の観点から最適相数、最適設計手法を掲示する。

■7月25日発表分
・発表テーマ: SiC・GaNデバイスインバータの設計法と次世代型回転機への応用事例
① 三相フルSiCインバータの誤オンメカニズム
② 安定化動作を実現するSiC・GaNモジュールの設計手法
③ SiCデバイスのSRモータへの応用事例
・発表の概要: 
 低損失ながらも、低い閾値電圧により扱いの難しいSiCやGaNデバイスを三相ブリッジインバータで安定動作させる手法について分かりやすく図説する。さらに誤オンを発生させないSiCやGaNデバイスモジュールの配線設計における注意点について掲示する。また、誘導機、同期機の駆動事例だけでなく、次世代型回転機であるSRモータ駆動をフルSiCで実現した事例も紹介し、その将来性を論じる。
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2つも発表させて頂きます。
(異例だそうです(笑))
光栄なことで関係者の皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。

2つの講演、どちらもオススメですが、前者は車載用として国内であまり論じられていないので、ホットな話題です。
後者については、モジュールにおける配線インダクタンスの設計方法に加え、新材料パワー半導体駆動時におけるノイズについてもお話します。

実務レベルで皆様のお役に立てるような内容に仕上げる予定です。
お楽しみに!


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