2015年3月22日日曜日

修了生への記念品贈呈式


平成26年度は、修士の3名が修了して本研究室を離れます。
私が出張のため、次週に開催される学科の卒業パーティーや、修了生の追い出し会に出席できないので、勝手に記念品の贈呈式を開催。



本当はバイオリンを弾こうかと思っていましたが、前日の極真空手の稽古で突き指してしまったので、急遽、お別れの言葉でシメました。

以下、次年度の内容と被らないための備忘録(笑)として、お別れの言葉の簡単な内容を掲載。

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昨年はパラレルワールドが実在する説が提唱されましたが、皆さんが社会人となっても、必ずこの”パラレルワールド”に気持ちを引っ張られるはずです。

あの選択をしておけば、もしかしたら今は・・・
あのとき、あの会社に入っていれば今よりももっと・・・

ですが、皆さんの幸せは、パラレルワールドにはありません。
今の立ちふさがる壁の向こうにしか、ないのです。
というより、壁の向こうに突き抜けようとあがいた日々の中にこそ、それは見出されるものです。
それは、普通の一般的な”幸せ”ではなく、苦しい日々にすがることができる、唯一のつっかえ棒みたいなものです。

苦しんで、もがいて、一つの壁を乗り越えた日々を振り返り、私達はそれを「誇り」と呼ぶのだと思います。

さて、皆さんが社会人となると、それぞれの年齢のステージで必要な能力が変わってきます。

30歳までは、”技術”があれば、プロとして食べていけます。
30〜35歳までは、それに加えて”礼節”を身に付けないと、社会で生き残れません。
35〜40歳となると、必要となるスキルは”リーダーシップ”となります。

40歳以上に必要なスキルは、何でしょう?

それは、”愛”なんです。

これまで培ってきたスキルに加えて、絶対的に必要なものは、愛です。
身近な家族を守り、職場の隣の机で困っている後輩を助け、お客様を支え、組織を動かし、社会へ愛をもって還元していく。
このスキルがないと、この世界にとって決して明るい未来が開けていきません。

島根大学パワーエレクトロニクス研究室では、非常に厳しい様々な活動を身体に通すことによって、社会人として必要な4つのスキルを身に付けることができます。

ですから、社会へ出て行く皆さんは、これまでの困難を乗り越えてきた、そして何より本研究室を修了した「誇り」を持って、社会の荒波に乗りだしていって下さい。
そして、今後出会っていく少しでも弱い人達を助け、明るい未来を作っていって下さい。

皆さんの今後の活躍に期待しています。




【講演・出版物のご紹介】
    ■出版物

  1. 「パワーエレクトロニクス回路における小型・高効率設計法 ~昇圧チョッパから結合インダクタの設計まで~ (設計技術シリーズ)」、科学情報出版
    アマゾンサイトはこちら
    紹介ページ< http://masayamamoto.blogspot.jp/2014/11/blog-post_12.html

    ※好評で売れているみたいですので(感謝です!)、アマゾンの在庫が無くなった場合、このサイトからも購入可能です< http://www.it-book.co.jp/books/017.html
    ※何度かアマゾンでは売り切れていたそうで、申し訳ございません。

    ■講演予定

  1. 3月25日:「次世代自動車のインフラ設備技術セミナー」、日本能率協会様主催
    ※様々なPFCコンバータの選定方法を分かりやすく解説します
    紹介ページ< http://masayamamoto.blogspot.jp/2015/01/blog-post_19.html

  2. 3月26日:「48V系電源システム技術の最前線」、トリケップス様主催
    ※48V電源について、具体的な回路方式や制御方式の紹介をします
    紹介ページ< http://masayamamoto.blogspot.jp/2015/01/48v.html

  3. 4月23日:「自動車電源48V化の最新動向と求められる部品技術」、技術情報協会様主催
    ※48V電源について、ボッシュの48V系DC-DCコンバータの設計思想を解説します
    紹介ページ< http://masayamamoto.blogspot.jp/2015/03/blog-post_10.html


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