既に前回の試乗前チェックで目的は果たしてしまったAudi A3 Sportback e-tron試乗記の続きです。
(主目的は、インバータのサプライヤメーカが知りたかった)
表向きは、試乗に来ておりますので、試乗してみます。
運転席に乗ってみると、ステアリングには訳の分からないボタンが一杯付いていますし、インパネメータ類も、何が何だかさっぱりです。
最近の車って、皆、こんな感じなのでしょうか?
前は、純正ステアリングは、ナルディに付け替えることが前提だったので、ホーンボタンしかありませんでした。
スタートボタンを押して、車を起動させると(エンジンをかける、ではなく、本当に起動させる、というイメージ)、インパネはこんな感じになります。
真ん中の緑と黄色で示された燃料系みたいなものは、航続可能距離を示しています。
緑が電気自動車(EVモード)として走行可能な距離、黄色はハイブリッド車として走ることができる距離を示します。
右側のスピードメータは理解できますが、左側のタコメータみたいなものは、ハイテク過ぎて、もう何を示しているのかサッパリです。(笑)
昔は、タコメータがあるだけでも高級車って感じでした。
前に乗っていた310サニーの上級グレードにはタコメータが付いていて、そのことが凄く嬉しかったのを覚えています。
あとで直ぐに、スミス社のメータを外付けしましたが。
(ソレックス40φ・タコ足・藤壺マフラーに換えて、A15を面研してフライホイール削って組み替えたら8千回転近く回るようになったので)
さて、走る前にモードを設定します。
A3 e-tronは4つのモードから選択できます。
(実質上は、今、選択可能となっている3つ)
電気自動車モード(EVモード)を選択すると、下記の様な画面が出てきます。
緑色の固まりが車の後部に表示されます。
多分、バッテリを示しているのだと思いますが、これがバッテリ、すなわちモータのみで動いているよ、という状態です。
そして、通常のハイブリッドオートモードにすると、エンジンが動き出し、下記の様な画面となります。
車の前部に、黄色の固まりが表示されますが、多分エンジンを示しているのだと思います。
エンジンとバッテリを両方使っていますよ、すなわち、エンジンとモータの両方で走っている状態を示しています。
乗った感じは、小さいけれど、しっかりした高級車、というイメージです。
個人的には、死ぬ気で峠を攻めれない車は車じゃない、という意見なのですが(ああ、警察の方、冗談ですよ、冗談)、この車に乗ってみて、こういう雰囲気の車もアリだなぁ、と感じました。
昔はオートマって、かなりパワーをロスっている感覚があったのですが、この車はSトロニックミッションとかいう、オートマの操作感で、マニュアルトランスミッションのパワー伝達効率を誇るシステムを搭載しています。
従って、EVモード時のモータによる繊細なアクセルワークを、良く駆動まで伝えている感覚があります。
何より、走行時の静寂性が素晴らしい。
新時代の自動車に乗ってみて、私の自動車の感覚は完全に時代遅れであるということが実感できました。
次は娘が大きくなるくらいまでは、こういう車もいいのかな、とか思ったりして。
・・・と、偉そうなことを言っていますが、まぁ、この車、とても買えませんが。(笑)
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