今の学生は昔に比べて・・・とよく言われます。
本当にそうなのか、私が担当している講義で実験してみました。(笑)
私が担当している「パワーエレクトロニクス」の講義で、基本的なDC-DCコンバータの安定・不安定とボード線図との関係について概念を伝えた後、不安定なDC-DCコンバータを安定化させる様に、勝手に調べて発表せよ、と課題を与えてみました。
講義履修者を8チームに分けて、2週間、各チームで検討した後、その内容をそれぞれ発表します。
点数も、学生が採点します。
採点項目は、発表内容、質疑応答、レポート課題。
遅れ位相補償、進み位相補償は、簡単にしか説明していないのですが、具体的な電源の安定化設計まで、各チームはきちんと実現できていました。
もう、通常の大講義のやり方は必要ないんじゃないか、というくらい。(笑)
2チームくらいは私の想像以上のレベルに到達していました。
(多分、私が学部3年のときは、そこまでは無理だったかと。(笑))
この学生が主体的に学習して発表・議論を行うやり方は、アクティブラーニングと呼ばれていますが、こういった新しい教育手法を取り入れれば、学生さんは驚くほどの伸びを見せることが実証されました。
学生の皆さん、お疲れ様でした。
この調子で、4年生になってからの卒論研究も頑張って下さいね!
【講演・出版物のご紹介】
-
■出版物
- 「パワーエレクトロニクス回路における小型・高効率設計法 ~昇圧チョッパから結合インダクタの設計まで~ (設計技術シリーズ)」、科学情報出版
※アマゾンサイトはこちら
紹介ページ<http://masayamamoto.blogspot.jp/2014/11/blog-post_12.html>
※好評で売れているみたいですので(電気工学部門でランキングが4位でした!感謝です!)、アマゾンの在庫が無くなった場合、このサイトからも購入可能です<http://www.it-book.co.jp/books/017.html>
※何度かアマゾンでは売り切れていたそうで、申し訳ございません。
-
■講演予定
- 1月25日:「自動車48V電源システムへ向けた関連部品の技術動向と今後の開発方向性」、技術情報協会様主催
※電動ターボチャージャに使用可能なSRモータの基本からセンサレス制御方式までを解説していきます
紹介ページ<http://masayamamoto.blogspot.jp/2015/12/blog-post.html>
パワエレ研に是非、応援のクリックを!
↓